15年ほど前台北のバス停といえばポールに路線図が書かれたボードが取り付けられているものが主流でした。黄土色の縁取りに職人技で書かれた路線図。もちろん接近情報を知らせる機能などありません。
日本と違い、ほとんどの路線が固定時刻ではなく〇〇分に1本の割合で流しますという設定のため、すぐ乗れるかは運次第でした。なかなか来ないバスを延々待った上間違った方向へ行ったのもいい思い出です。
しかしそれも昔の話。アプリで到着予定時間(運行中全車の位置)がわかるのはもちろん、停留所にも何分後の到着か表示されます。
一番多く見かけるのはLED表示のこのタイプ。
松江路や南京東路などのバス専用道にはさらに大きく進化したものが設置されています。
到着時刻はもちろん、天気や空気の状況なども表示。さらにWiFi基地局の機能も持っていて無料で利用できます。
路線図は同じ方面でまとめられ、〇〇までなら1系統と2系統どちらでもいいけど、その先は1系統しか行かないなどがわかります。
このように従来のLEDタイプと併用されています。
そして新たにこのようなタイプを見かけました。一見すると掲示板のようにガラスケースの中に紙が貼られているようにも見えるのですが
実は液晶で到着時刻が更新されます。機能的にはLEDタイプと同じ。
数は少なく、試験設置でしょうか。
なおポール+ボードタイプも健在。主に利用者・通貨路線の少ない停留所や市管轄以外の路線などで使われています。
デザインは洗練されましたが、特徴をとらえた職人技の路線図がなくなってしまったのは残念です。