今回は日本のお話。
交通機関を利用する場合、ICカードを利用するのが当たり前の時代。日本人のみならず外国人にも普及しており、私の周りにもSuicaを持っている台湾人が多くいます(ちなみに台湾でSuicaは西瓜卡=(果物の)スイカカード)と呼ばれています。
利便性は高いのですが、ネックとなるのがデポジット制。使い終わって帰国する際には発行事業者の窓口に行かねばならず、面倒であったりできなかったりします(例えばSuicaの場合羽田空港にJRの駅はないですし、成田空港でも営業時間は限られています)。
そんな欠点を解消した訪日向けSuicaが出たということで購入してみました。
羽田空港のWelcome Suica専用券売機。JRの駅ではありませんが、グループ企業ということで設置されているようです。
外国人向けのため日本語メニューはありませんが、日本人が購入しても問題はないようです。
チャージは1000円~で自由に選べるようになっていました。
カードのデザインは桜でなかなか良いと思います。Suicaペンギンはいません。
このカードのメリットは発売額=チャージ額であることです。つまりカード代は無料でデポジット払い戻しの必要がありません。
デメリットは28日間しか使えず、一旦チャージしたら一切払い戻せないことです。完全に短期滞在の人向けに設定されています。
カードを無料で提供するということで、コストダウン対策がされています。
こちらはカードの裏側。通常の交通系ICカードは銀色ですが、こちらは白色。質感も違っていて若干薄いようです。
ともかくデポジットをなくしたのは画期的なのではないかと思いました。
SuicaのほかPASMOも同様に訪日向けの28日間限定のカードを出していますが、こちらはデポジットと同額の発行手数料を取るので(さらに初期チャージ額も1500円固定)単に制約が増えただけのPASMOになってしまっています。