台中にぼったくりな店があると聞き、どれほどのものなのか行ってみることにしました。
場所は台中駅から数分、台中公園近く。こんな町中にぼったくり店が存在してよいものなのでしょうか。
該当する住所に近づくとタレコミのあった看板が見えてきました。
「伝統的なぼったくりの美味しさを伝えたい」と堂々と書いてしまうとはあまりにもふてぶてしい態度。
しかも「傳統」ではなく「伝統」ときっちり日本語の漢字を使う芸の細かさ。
入口前に手書きの看板があったのでチェック。これで入店前に心の準備をすることができます。
冬の新メニューで麻油雞湯(スープ)が120元、白菜麻油雞飯(ご飯物)が49元です。あれ、ご飯安くないですか…?
いやでもまだ油断できません。
入店するとメニューを渡され、カウンターで注文します。
気分は排骨あるいは雞排でしたが、白菜滷(白菜のとろ煮)が看板料理のようなので白菜滷飯(59元)とやはり肉が欲しかったので麻油雞飯(49元)、そしてサイドメニューのきくらげ和え物(50元)を注文、〆て158元。
ご飯2つよ、と言われたけれど昼を食べそこねていたのでダブルでもOK、とそのまま注文した結果
麻油雞にも白菜が乗っていて似たメニューがかぶりました。
味はまあ普通でしょうか。白菜滷は少々薄味で物足りなかったので麻油雞の方がお勧め。
店内の様子。この価格帯の食事処にしてはおしゃれ。
二階へ行く階段がありますが、席はなく業務用スペースのようです。
さて、食べ終わりましたが正直ぼったくりからはかなり遠い印象です。
これはありがちな誤訳系(高級→ぼったくり)でしょうか?
そこで老闆娘らしき方が出てきたタイミングを見計らって突撃取材を試みます。
「表の看板にある日本語、意味わかって書いてるんですか?」
すると日本語ができる老闆が出てきて解説。
「こうやって書くと面白いでしょう?日本人の興味も引けるし」
ということでこれは「わざと」であることがわかり、それにまんまと引っかかったわけです。
大多数の台湾人には通じない気もしますが、そっちは料理で勝負ということなのでしょう。
観光ルート上にあり行きやすいので興味のある方はどうぞ。
白菜滷什
台中市中區成功路262號
11:30-20:00(月曜定休)