お茶は台湾土産の定番で購入される方も多いと思います。
しかし店によって値段はまちまち。妙に高い(安い)けど買っても大丈夫?となかなか判断が付けづらいものです。そこで今回は茶葉の値段を決める要素について書いてみたいと思います。
・茶葉の種類
まず茶葉の種類によって大まかに値段が決まります。例えば日本で知名度のある鐵觀音茶で木柵産のものは比較的高価でジャスミン茶は安い部類に入ります。
ですので同じ150g300元であったとしても鐵觀音はグレードが低く、ジャスミンは高い物になります。
ただしそれぞれの価格レンジは広く、高価な紅茶なども多数存在します。
(低価格帯)
包種茶・金萱茶・紅茶・綠茶・香片(ジャスミン)
(中価格帯)
凍頂茶・高山茶・東方美人茶
(中高価格帯)
鐵罐音茶・白茶
(高価格帯)
梨山茶・大禹嶺
・標高
基本的に産地の標高が高くなるほど値段は高くなります。
・栽培方法
有機栽培の茶葉は手間がかかりますので値段が高くなります。なお東方美人茶は生産に虫が介在する関係上すべてが有機栽培です。
もし有機栽培ではない東方美人茶があったらそれはニセモノということになります。
・季節
年2回以上生産されるお茶は摘んだ季節により風味が変わるため価格に差を付けている茶農家さんがあります(変えないところもあります)。
品質の良い冬茶・春茶が高くなります。
・摘み方
機械摘みと手摘みがあり、当然手摘みの方が高くなります。茶葉の種類によっては2倍以上の価格差になり、大きな要素です。
主な要素はこんなところですが、他にも要素はあります。例えば日月潭紅茶などブランド物は高く(コシヒカリでも「魚沼産」は高くなるのと同じ感覚)、コンテストで入賞したものなどは特に高くなります(600gで数万元というお茶も存在します)。
また同じ茶葉でも購入場所によってかなり価格が変わりますが、それについては別途書きたいと思います。