MITとはすなわちMADE IN TAIWAN、台湾製を表す表記です。様々な製品にこれはMITだから(=中国製じゃないよ)品質保証!みたいな使われ方をしています。
さて松前漬けといえば北海道発祥の漬物で昆布やらスルメやらを漬け込んだものです。それをすべて台湾製でやってみようという企画です。
そんなの簡単じゃ?と思うかもしれませんが、台湾で売られているスルメや昆布はほとんどが輸入品なのです。スルメはアルゼンチン産がシェアNo.1で日本産が二番手。昆布は日本産、韓国産、中国産などです。
しかし先日たまたま市場で台湾産(澎湖産なので厳密には本島ではなく離島ですが)の昆布が売られているのを見かけ購入しました。
1兩=37.5gで38元、購入したものは45元でした。
そしてスルメ。台湾一の乾物屋街、迪化街に行って探しましたが見事にアルゼンチン産ばかり。店の人に聞いてみると台湾ではイカが採れないからないよ、と言われる始末。ところがたまたま入った頂好スーパーに台湾産表記のものが売っていました。馬祖の会社が製造しており、これまた離島産。この辺どうしても本島では無理なようです。
70g規格で1枚149元でした。お高い。
ちなみに輸入品の価格は昆布が一般グレードで25元/1兩、ハイグレードで32元/1兩程度。スルメは120元/枚ほどなので台湾産は割高です。
最後に人参。これは普通に手に入ります。
1本15元。
母のレシピでは酒と醤油のみを使います。普段から使っている紅標米酒と金蘭醬油を用意。
各材料を細切りにして混ぜ
酒と醤油を入れる。
そして時折混ぜながら漬けること一週間。完成↓
味はかなり辛口な感じで単体で食べるのはややきつく、ご飯とセットは必須。これは酒の違いによるもののような気がします。粘り気は少なめでサラサラした感じ。イカの食感はちょうどいい感じです。
さらにコストアップになりますが、酒を別のものに変えるともっと美味しくなるかもしれません