以前花蓮の六十石山で車に載せていただいたのが縁で彭さんという方と知り合いました。
彭さんはたけのこ農家をされており、いついかお礼を兼ねて買いに伺いたいと思っていましたが、先日ついにその機会があり再会することができましたのでその様子を書いてみたいと思います。

待ち合わせ場所は新竹駅。実際どのような感じで商売をされているかは聞いておらず、どこかにある販売スペースへ行くのかと思っていました。
しかし話を聞くとまず家に寄って道具を用意し、畑へ行くとのこと。つまり私のために掘りに行ってくれるわけで申し訳ないです。

そして走ること40分。苗栗縣某所にある畑に到着しました。左が彭さんで右が奥様。

畑はこんな感じ。細い竹が間隔を開けて植えられています。
私の地元では孟宗竹の竹やぶに生えてくるものを収穫して売っている感じで、みんなそうだと思っていたので意外でした。

このような地面のひび割れを見つけ

掘るとたけのこが姿を見せました。

先端が土の上に出て緑になったものも食べられますが、すでに固くなり始めているので調理法が限定されます(台湾でよく見かける沙拉竹荀などには向かない)。
掘りながら色々たけのこ栽培に関する話を聞かせていただきました。

収穫したたけのこ。だいたいこれで3斤(1.8kg)くらいでしょうか?

たけのこは鮮度が命。冷蔵庫に入れても翌日には風味が落ちてしまうほどなので宅配はしておらず、これを買うためには現地まで来なくてはいけません。
今回は特別に午後来ていますが、通常は予約を受けた分を深夜から早朝にかけて掘り、朝出荷しています。

掘り終えたところでごはんにしよう!ということでそのまま漁港へ。
奥さんと同郷の方がいるという店に入りました。

食事後は港を散歩。丁度夕暮れ時で絶景。


そして再び新竹駅まで送ってもらい解散。結局ごはんをご馳走になった上たけのこの代金も受け取ってもらえずまたまたお世話になることに…申し訳ばかりの手土産は用意しておりましたが、今度またがっつりお礼を用意して伺いたいと思います。

(家に着いたのは21時頃でしたが、せっかくの掘りたてを無駄にするわけにはいかずすぐに茹で、一部はそのまま頂きました)