このブログをご覧になっているの方の多くには今更紹介するまでもないかもしれませんが、観光スポットとしての性格もある日南車站を取り上げます。
台鐵海線(竹南-彰化間)にはいくつも日本統治時代に建てられた駅舎が現役の駅があります(談文,大山,新埔,日南,追分)。そのうち日南駅は古跡に指定されています。
中は補修されていますが、昔のままの雰囲気が残っています。
出札窓口。左側にある似つかわしくないモニタは近年設置されたバス時刻を知らせるもの。
改札口も味があります。
この駅が有名なのは今も硬券の発売を継続していることです。普通に買うと機械券が出てきますが、硬券をくださいと言えばいつでも買うことができます。ほとんどは今は運行されていない普快車(最安の種別)用ですが、差額券を購入することにより実際に乗車することもできます。40年以上のきっぷで列車に乗るのもオツなものです。
駅の近くにはこれといった名所はないのですが、駅を出てすぐ右の小道へ入ると遊歩道があります。次の電車を待つ間の散歩にいいでしょう。
途中には今使われていない古い倉庫群。
一部壁が破れている場所があったので覗いてみるとラピュタの世界。
穀物倉庫だったのでしょうか、中には大量の籾殻のようなものが。
駅前を突き当りまで進み通りを右に行くと商店やコンビニがあり買い物ができます。通りを80mくらい進んだところにある食品雑貨店は親切でお薦め。台湾の駄菓子なども売っています。
[スポット情報]
日南車站
住所 臺中市大甲區孟春里中山路一段100巷1號(地図)
営業時間 8:00–12:00, 13:00–17:00(月火休み)
(内容は取材時のものです)
訪問日 2018.4.28