※幸福巴士についての説明はこちら
路線番号 6739
運行業者 員林客運
運行区間 日月潭─阿里山
運行本数 2往復/日(2020年6月現在)
6739路は人気観光地同士である日月潭と阿里山を結んでいます。阿里山へのメインルートとなっている嘉義方面に対して裏ルート的な存在で本数は一日わずか2往復。
2本とも朝方に日月潭を出発して午前のうちに阿里山へ到着するダイヤで、日月潭を観光した人が一泊して翌日阿里山へ向かうことを想定しているように思えます。
私は復路の阿里山→日月潭に乗車しました。余談ですが連休のど真ん中であったため著名な予約サイトでは嘉義はおろか近隣の県もホテルはすべて満室(1泊数万円するようなところは除く)で、夜行バスを利用して台北→台南→嘉義→阿里山という経路で現地入りしています。
復路の始発は阿里山バスターミナル。撮影しやすい前方の席を確保するため早めに列びましたが、乗客は2名だけでまったくの杞憂でした。
員林客運は組み立て式のサボが素敵
実はこの路線谷關-梨山線同様予約優先制で、一応予約もしたのですがなくても余裕です。
14時に定刻通り発車。嘉義方面の道路と別れ、南投方面へ。
こちらの道沿いには路肩に駐車している車が目立ちます。最初は勝手に止めているのかなと思いましたが…
よく見ると所々にピックアップポイントの看板が立っており、公式に道端に止めさせてシャトルバスで拾う仕組みになっているようです。
さて、出発時は霧が出てきたものの晴れ間が出ていたのですが、しばらく走ると…ご覧の通り
最初のスポット塔塔加のあたりでは本降りになってしまいました。
ここでは一旦本道を外れて駐車場に入ります。もう一人の乗客はここで降りてしまい、私一人に。
出発からまだ30分ほどですが、もうここでトイレ休憩宣言。しかし唯一の乗客である私が降りなかったので結局すぐに発車していきました。後で確認すると下り方向の停留所はここではないので、恐らく運転手がトイレに行きたかったのだと思います。
そしてこの塔塔加で阿里山公路(国道18号線)は終点。この先は21号線が引き継ぎます。
18号線については西側が山を下り嘉義市内を突き抜けて高鐵駅まで続いているのに東側は短く中途半端です。阿里山中心部や県境が終点ではない理由がなにかあるのでしょうか?
その後は地味としか言いようがない山道が続きます。視界は開けず、8号線や14号線のように絶景が見えるわけでもないので少々退屈でした。
ただそれはあくまで景色の話で、バス自体はかなりスリリング。運転手はかなり飛ばしており、山道にもかかわらず5台抜きをしたりとかなりワイルドな運転。この路線に乗られる場合はシートベルト着用をお勧めしておきます。
後編へ続く