その1はこちら
引き続き賑やかな埔頭街を進みます。
ここは日本統治時代の公会堂。鹿港では珍しい日本系の史跡となっています。
内側から
国民党支部などいくつかの歴史を経て現在は藝文館として使用されています。
この建物は三槐挺秀というお金持ちの邸宅ですが、ここでは壁際に注目
半邊井という半円形に壁から出張っている井戸があります。これは井戸を壁を挟んだ両側に半分ずつ出るようにして内側を家族、外側を貧しい人に使えるようにしたもの。
民權路を渡り大有街へ入ると急に人が少なくなり静かになります。
市場のあたりに出てきました。特別なものはありませんが、昔ながらの町並みがいい雰囲気です。
市場自体は営業時間を過ぎていますが、周辺の店は営業していて賑やか。グルメスポットもいくつかあります。
市場正面
龍山寺方面を目指してさらに南へ行くとこんな一角が。昔の刃物店を再現したものとのことで、展示用で販売はしていないようです。
そのすぐそばにあった廟。神奈川県民には少し気になる名前です。朝夕はすごい人で混雑してそう…
そしてその名称から人気のスポット摸乳巷へやってきました。
幅は60cmしかない路地で、行き違うには壁に張り付くような感じになります。
以前は明かりもなく夜は暗く、少し酔った人がうっかり相手の胸に触れてしまいそれが翌日になって噂になり(現代ならSNSで拡散でしょうか)、この名前が誕生しました。
そして龍山寺へ到着
台北の龍山寺と年代はほぼ同じですが、雰囲気はまったく違います。こちらはいつもあまり人が多くなく、ゆっくり参拝することができます。
宮殿を模した造りで、国家一級古跡に指定されているだけあって素晴らしい建物です。
天后宮でも触れたようにここへは上にも注目
八卦藻井という名称があり、ここは特に状態がよく一見の価値があります。
ここは鹿港の中でも最も好きなスポット。後ほど再訪します。
その3へ続きます