嘉義市の嘉義公園には日本統治時代嘉義神社が鎮座しており、現在もいくつかの建築物などが残っています。
正面参道。神社の入口であることがはっきりわかります。
参道脇の狛犬
灯籠裏の文字をチェック。ここに刻まれた文字が当時のものである証。
接収後埋められているケースが多いのですが、ここは綺麗に残っています。
斗六、虎尾などの文字があり雲林縣一帯も嘉義神社の氏子であった様子。
広々として気持ちの良い参道です
左手には参集所
そして手水舎が残っており今も使用可能。
日本人以外には馴染みのないものですので親子連れが説明を見ながら手口を清めていました。
そして右手には社務所がほぼ完全な形で残っており観光の目玉となっています。以前は普通に資料館として公開されており自由に見学できましたが、現在は外部業者に委託運営されており昭和十八という商業施設になっており入場料が必要になりました。
最近台湾ではこういった外部委託のケースが増えています。
50元を支払い中へ。まずは資料館部分を見学
よく手入れされており保存状態は良好
ほとんど改修されていますが、当時の配電盤や壁の一部などが残されています。
続いて商業施設「昭和十八」部分へ。ここは食事+喫茶と物販スペースとなっていますが、特にこれといったものはなかったのですぐに撤収。
引き続き境内を散策。参道の正面奥は本殿跡ですが、建物は残っておらず現在は射日塔が建っています。
実はここにあった本殿は二代目で、初代は向かって左手にありました。
現在は台座のみ残っており、復元計画があるようです。
社務所方向を振り返り
嘉義には古いものがよく残っており、また別の記事で紹介したいと思います。