平溪線といえばランタン飛ばしなどで国内はもちろん海外でも有名な観光地です。数あるスポットの中でも目玉となるのが十分瀑布(十分の滝)ですが、実はこれ以外も沿線にはいくつか滝があり、それらを一度に回ってみました。

今回はバスで平溪線の終点である菁桐へ行き、そこから列車という行程。

(バスの)到着タイミングで丁度接続する列車がなく、空き時間ができたので隣の平溪駅までウォーミングアップを兼ねたウォーキング。


20分ほどで到着、ここはよくドラマなどの撮影に使われる鉄橋。

平溪駅では最近発売が復活した硬券を購入

列車に乗り嶺腳駅で下車

1つ目の嶺腳石窟大瀑布まではすぐ。十分方向へ向かって少し歩くと古めかしい手書き看板が現れます。
これはかつて個人経営であった頃のもので、その後管理しきれなくなり放棄されました。今は完全に閉じられているように見えますが、心配は無用。

少し先に新しい入口が設けられており、そこから下りていきます。

1分も下れば滝が目の前に。十分に次ぐナンバー2の滝ということで、規模は小さめだけれどなかなかの美しさ。

向かい側にある石窟も見どころの一つ。

駅へ引き返し、また例によってすぐに列車はないので徒歩で隣の望古へ向かいます。当初は車道経由を予定していましたが、丁度いい感じのハイキングコースを見つけたのでそちらへ変更しました。

歩き出してすぐ、目の前に洋館が現れました。こんな山の中に立派な洋館があるとはかなり意外ですが、かつてこの地の炭鉱で財を成した蔡家のもの。
子孫は今もかなりの資産家のようです。

山を越えて

そのまま滝へ向かう道へ接続し、川の方へ下りていくと前方に見えてきました

これが2つ目の滝、望古瀑布です。規模は先程の滝よりさらに小さきですが、木に囲まれ雰囲気はなかなかのもの。
秘境感があり撮影の名所となっており、衣装を用意して撮影しているカップルもいました。

望古駅へ出てピッタリのタイミングで列車を捕まえ先へ進みます。

当初の予定では何度も見ている十分瀑布はパスする予定でしたが、やはりナンバー1を外すのはまずいだろうということで見に行くことに。
十分駅で下車し

ひたすら滝へ向かって歩きます。
かつては山の中を迂回するようなルートでしたが、現在は動線が変更され吊橋経由の高低差が少ない比較的楽なルートになっています。

到着する少し手前で十分瀑布のおまけ的存在、眼鏡洞を見ることができます。
名前の通りここは滝ではなく洞窟扱い。

そして平溪線ナンバー1の十分瀑布に到着。

この滝の魅力の一つは様々な角度から見られることで、こちらは上から見た様子。

まさに滝づくしの一日でした。