※幸福巴士についての説明はこちら
路線番号 302
運行業者 屏東客運
運行区間 恆春‐旭海
運行本数 3往復/日(月水金) 2往復/日(日火木土)
302路は台湾最南端に位置する恆春半島を東西に横断する路線。西側の恆春を起点に徐々に北上しながら横断し、東側の旭海で終点です。
途中著名な温泉地である四重溪などを経由しますが本数は少なく、乗車の難易度がかなり高い路線でようやく機会を得て乗ることができました。
まずは時刻表。基本的に1日2本で早朝6:00の次は16:10で、乗ってきたバスですぐ折り返さない場合は10時間待たねばなりません。
辛うじて月水金のみ1日3本に増便されるため、若干ハードルが下がります。今回はかなり遠方まで来てますし、終点付近の散策もしたかったので金曜日で手配しました。
パターンとしては早朝便で行って昼便で戻る・昼便で出て夕方便で戻るの2通りありますが、早朝便コースを選択。
朝6時。空いてるだろうと思いきや同時刻の発車ラッシュでのりばは満車状態。
しかし302路だけ来ない。カウンターで尋ねると車両トラブルで対応中とのこと。
結局5分ほど遅れて入線、のっけから不安ですがなんとか出発できました。
まずは恆春市街地を走行
お客さんは私だけですが、途中で別のものが乗り込んできました。新聞です。
このバスは遠方の集落への物資輸送も兼ねているんですね。だから早朝と夕方なんでしょうか?
車窓から見えた朝焼け
恆春を抜けてすぐに次の町車城に到着。残念なことにここで雨が降り出してしまいました。
市街地を抜けると建物が消え田園風景に
20分ほどで温泉地四重溪着。こんな感じで町と田園風景を繰り返していきます。
四重溪~石門間。このあたりはまだ道幅も広く2車線あります。
出発から25分、石門着。だんだん原住民色が出てきました。
中興集落を過ぎたあたりから道が狭くなり1~1.5車線に。
台東方面の199号線と旭海方面199甲号線の分岐点。バスはまっすぐ旭海方面へ向かい、この時は何も疑問に思わなかったのですが…
本来は一旦台東方面へ進み、東源集落を経由した上で折り返して旭海へ向かうのが正しい経路のはずです。
他にお客はおらず、私も予め行き先を聞かれていて東源へ行かないことはわかっていたのでスキップしたのでしょうか?
ちなみに帰りの便はちゃんと東源を経由しました。
道は相変わらず狭く、しかも急カーブの連続でカーブミラーも少ないため運転手はさかんにクラクションを鳴らしています。
「警笛鳴らせ」とここまで実践している路線は他にないのではないでしょうか?
出発から65分、ついに旭海の集落へ差し掛かりました。
先ほどと同じような分岐点が見えたところに派出所があり、ここが終点。
派出所にも新聞を配達
乗ってきたバスと運転手氏
バスは少し先にある駐車場まで回送され、折返しの発車時刻まで待機します。
私はそのバスを見送り、次の便が来る5時間40分後までゆっくり付近を散策することにします。