前回の檳榔花に続き私が愛してやまないレア食材のご紹介。今回は過貓という野菜です。
そのまま訳すと「あまりに猫すぎる」という謎のネーミングですが、こんな見た目です。
山菜の一種でだいたいこんな感じで束になって売られています。値段は半斤30元前後でほぼ固定(安いものは量が少なく、高いものは多い)。
市場によってはこのように袋に入って売られていることも。
檳榔花同様売っているところが非常に限られるのが特徴。当然スーパーにはなく、市場でも決まった店にしか入荷しません。台北市で安定して手に入るのは2箇所の卸売市場だけです。
どうやら栽培はされていないようで、天然物が出回るだけの様子。
調理法は”燙”(30秒ほどの茹で)のあと水で冷やして水気を切り(ここがポイント。よく切らないとすぐぬめりが出てしまいます)、おひたしや和え物にします。鰹節ふりかけて醤油でいただくといい感じです。
これは以前宿泊した朝食バイキングに出てきたもの。生産量が少ないので料理店のメニューにあることはまずないのですが、思いがけずあって感動しました。
余談ですが台湾女性に「過貓好きなんですよ。美味しいですよね」と言うと「おっ」という反応をしてもらえます(料理をしない人だとまったく知らない可能性も大ですが)。それだけレアな食材です。