金山温泉エリアの無料温泉紹介、最終回は磺港社寮公共浴室です。これもまた特徴のある施設でした。
この浴場は第4回の南屏公共溫泉浴室と第5回の磺港社寮公共浴室の中間地点にあります。863路の礦港大橋停留所を降りるとすぐに看板が立っています。その後ろに階段があり、降りた先に温泉があります。
ここの最大の特徴は立派な足湯。大小3つの足湯があります。
見たまま湯は鉄分を含んでいるのが特徴で、元々は無色透明ですが空気に触れるとすぐに酸化してこのような色になり「黄金の湯」とも呼ばれています。足湯のそばには開設看板も設置。
これは丁度人がいないところを撮っていますが、もう少し遅い時間に来たときには多くの人で賑わっていました。浴室よりこっちの方が人気ありそうです。
正面から。地面には温泉マーク。
湯加減もよく、ゆったり浸かれます。
さて、引き続き浴室の方へ。こちらも大小あり、中身が全く違います。まず大きな方。
こちらの建物…は実はお手洗いで、このすぐ後ろに似たような感じの建物がもう一棟ありそこが浴室です(そちらは撮り忘れてしまいました…)。入ってみると時間内なのになぜかお湯がありません。他の浴室では時間外でもバンバン人が入っていたのと対照的です。仕方がないので自分で蛇口を開けて出しました。そしてしばらく中にいましたが、他に入ってくる人はいません。どうやら人気がないようです。入ってみてなんとなくその理由がわかりました。
まず湯温がかなり高めです。45を超えているのでそのままでは入れず、水を出して薄めることなりますがその水が調子悪いのか思うように出ません。そのうち止まってしまいました。浸かれないので温度が下がっている部分を狙って湯をくみ、かけ湯をするにとどまりました。
そして浴槽以外にあるのは荷物棚だけで水道がありません。入り終わった後鉄分を含んだ湯を流すことができず、これはかなり入りづらいです。足湯の充実度に比べ無料施設とはいえお粗末でもったいない感じがしました。
そして小さな方。足湯のそばに地下室に降りていくような階段があり、小さな浴室が設置されています(男性用のみ)。
中は外観から想像できる小ささなのですが、しっかり水道もあり湯音も丁度いい感じ。そのせいか切れ目なくおじさんが次々に入りに来ていました。そして驚いたのは湯が透明無色なこと。同じ敷地内なのに泉質が違うのです。
ここは足湯メインの施設であるように感じました。黄金の湯に浸かりたい場合は磺港社寮公共浴室へ行かれることをお勧めします。
磺港社區公共浴室
208新北市金山區磺港路208號
礦港大橋停留所からすぐ
無休
5:00-9:00 17:00-21:00(6-10月)
5:00-9:00 16:00-20:00(11-5月)