茶壺山は日本人に人気の観光地九份の奥にある金瓜石の更に奥にあるハイキングスポットです。名前の通り茶壺(急須)に似ている岩があることからその名前があります。
ではまずいきなり下山後の写真から(近くではわからないので)。離れたところから頂上付近を写したものですが、茶壺に見えるでしょうか?
よく見ると岩の上にハイカーが何人もいるのが見えます。
では登山前に戻りまして、登山口への行き方から。茶壺山への起点は勸濟堂で、台北から九份・金瓜石経由の1062路バスに乗り終点で下車するのが簡単にしてほぼ唯一の手段です。観光スポット巡回バスでも行けますが本数は少なめ。
看板の案内に従い歩いていきます。途中には鉱山で栄えた時代の産業遺跡や廃墟が点在。
有名な特殊景観陰陽海も見えます。これは岩に含まれる黄鉄鉱の粉が原因で海水に色がついて見える現象。
山肌に這うトンネルは精錬所の煙を山の向こうへ逃がすもの。これも産業遺跡のひとつ。
コースはよく整備されていて歩きやすいです。
途中の岩もなかなか迫力があります。
振り返ると絶景。
終点に近づくと茶壺が見えてきます。
ついに茶壺の手前までやってきました。いよいよハイライトです。一応ここから先は危険だから入るなよ的な看板はありますが柵はなく、自己責任でお願いしますということのようです。
実際ここから先のわずかな区間はハイキングではなく「登山」になりますので自信のない人はここでやめておいたほうがいいでしょう。
岩にかけられたロープを伝って登ったり
岩の隙間をくぐったりかなり本格的です。行き違いはできないので上り下りで譲り合い。
無事抜けると頂上です。急須の注ぎ口部分。当然ながら近くで見ると大きいですね。
九份,金瓜石方面の眺め。
また別の方向
バス停からここまで丁度1時間ほど。途中景色もよく、装備が十分で時間に余裕があれば九份や金瓜石とセットで回ってみるのもよいかと思います。
無耳茶壺山
基隆客運勸濟堂バス停から徒歩1時間
両手が自由になるリュックと山歩きできる靴は必須です。また最終区間は自己責任で。