苗栗縣南部、台中市との境界近くに位置するのが火炎山です。
特徴的な地形から風景スポットとなっていると同時に良質なハイキングコースでもあります。今回は登山口までのアプローチ部分も含めて紹介したいと思います。

火炎山へのアクセスは車がメインですが、公共交通でも可能。台鐵泰安駅・苑裡駅からバスが出ています。
当初行きは泰安からのバスを考えていましたが、すでに決めている帰りのバスの時刻からするとギリギリかもしれないと考え、駅から歩いていくことにしました。

8:16 駅から登山口へ向けて出発

北へ進み、突き当りの川沿いを西へ。堤防の上を歩けるようになっていたのでそこを通りました。

googleマップに従って歩いていたら、渡るように指示されたのはまさかの水道管??

と思いきやすぐ隣に普通の道路があり、近いので重なって見えただけでした。
しかしもし許可が取れるなら水道管の上を渡ってみたい気もします。

この橋、歩道がないので少々危険。しかしないものは仕方がないので気をつけて渡ります。幸い交通量は少なめ。
面白いのは欄干に使われているのがレールであること。台鐵のものよりかなり細いですが、どこから持ってきたのでしょうか?

さて、このあたり県市境でしょうか。ここから苗栗縣に入ります。


橋を渡ったところに集落があり、ここで水などの調達が可能(泰安駅前に店はありません)。

高速道路が見えてきたら登山口はもうすぐ

ほぼgoogleの予測通り48分で到着。登山前の準備運動には丁度いい距離でした。
柱に登山口と書いてありますし、朝方は登山客も多いのですぐわかります。

結構辺鄙な場所ですが、人は多く人気がある様子。この理由は後で実際に歩いてわかりました。

ルートマップ。登山口から綺麗に時計回りに一周するコースになっています。
もちろん逆周りもできますが、看板の通りに回るのが断然おすすめです。

出だしはこんな感じ。看板の方向に進んでいきます。

歩き始めて5分ほどで南火炎山に到着。おおよそ山頂らしくなく、特になにもない中間地点という感じでそのままスルー。

15分ほどで徐々に見晴らしが良くなり、特徴的な地形が見えてきました。

視界が開けた場所で先程歩いてきた方向を眺める。手前に見えるのは火炎山の名前の由来となった岩が風化した赤土。

コースはよく整備されておりとても歩きやすいです。所々メインルートから逸れる横道があり、先程の崖のような絶景が見られたりするのですが安全対策などは特にないので十分注意して進みましょう。

30分ほど歩いた場所でそんな横道に入るとダイナミックな谷が姿を現しました。
しかしここはまだ「無名の谷」であり、メインのビュースポットはまだ先。


しかしそれもあと少し。この分岐は左へ進むと小峽谷を経由して右の道と合流、大峽谷へ向かうようになっています。つまり大小両方見られるわけで、左に行くのが正解。

後編へ続きます