前回掲載した茶壺山と谷を挟んだ山に黄金神社があります。黄金神社は通称で正式名称は金瓜石社、日本統治時期に日本人の拠り所として建てられました。、
終戦後取り壊され現在は台座や鳥居などが残っています。
黄金神社へ行くにはバスで金瓜石まで行き、黄金博物館を目指します。博物館に着く少し手前で右に分岐する石段を上がっていけば到着。距離は600mほどですが、比較的急できつく少々の体力は必要です。
最初に見えるのは一組の石灯籠。比較的完全な形で残っています。
続いて現れるのが灯籠と二ノ鳥居。この鳥居も変に形をいじられることなく当時のままのようです。
その次は石壁。これが何であるのかよくわからなかったのですが、調べたところ「旗幟台」という説明を見つけました。国旗などを掲揚する台座であったようです。
再び灯籠と三ノ鳥居が見えると神社に到着です。
拝殿跡。かつては神明造の社殿がありましたが、現在は柱だけが残りパルテノン神殿のよう。
そしてその奥が本殿跡。現在は土台だけが残っています。
その土台にはお供えやお賽銭らしきものが置かれているのですが、これが実に個性豊か。現金は台湾元のほか日本円や他の国の硬貨、MRTのトークンまで置かれています。お供えに至ってはぬいぐるみ、MRTのICカード、お守り系と何でもありでした。よく見ると人民元の紙幣も置かれています。
周りを見てみると谷を挟んだ反対側に茶壺山、下の方に先程通ってきた二ノ鳥居が見えます。
台湾人にも人気のスポットで山の上にもかかわらず多くの人が訪れていまいた。ここで結婚写真を撮るカップルもいるようです。
夏場など登ってくるのは少々大変ですが、歴史を感じられるスポットですので金瓜石・黄金博物館へ来られたらぜひこちらも立ち寄っていただければと思います。
黄金神社(金瓜石社)
金瓜石バス停から徒歩20分ほど