壽山は柴山とも呼ばれ、高雄市の西部に位置する山で人気のハイキングスポットとなっています。
今回歩いたマップ。登山口はいくつもありますが、右下の元亨寺を起点に柴山盤榕までを反時計回りに一周する形で往復しました。
起点の元亨寺。以前はバスでのアクセスのみでしたが現在は台鐵鼓山駅が近くに開業し、少し遠くなりますがライトレール鼓山區公所駅も利用可能です。
道はよく整備されていますが一部石ででこぼこの区間があり、底がしっかりした靴での登山がお勧め。
ほとんどが森の中を歩く感じですが、所々視界が開け高雄市街を望めます
途中にある舊地磅站輸送口遺址。かつて存在した台湾セメント高雄工場施設の一部です。
低木の中を
地図を見るとわかりますが壽山は道が非常に複雑でそこかしこに分岐があります。そのため来るたびに違うコースを楽しめるのが魅力の一つ。
ただし迷子には気をつけましょう。
そして最も気をつけなければいけないのが猿です。食べ物を持っていると襲われることがあるので絶対に見せてはいけません。
人に慣れているので我が物顔で歩いています。そもそもここは彼らの住処ですから、我々のほうがよそ者ということになるのですが。
木の上にも
生息数が非常に多いので出会わずに帰ることはないと思います。
終点近くになると若干急な部分がありますが、短いので大したことはありません
実質終点となっている柴山盤榕。この先もまだ道は続いているのですが、ここで折り返す人が多いです。
すごいのはどこかのボランティアグループがガスや水を持ち込み、現地でお茶を煮出して振る舞っていることです。
種類も充実しており、感心感謝するよりほかありません。
このあたりからは海が見えます
復路は最も海側のルートを取ります。途中長壽園と名付けられた場所で一休み。
港を一望
好漢坡という地点に差し掛かりました。この地名は言ってみれば「男坂」で、たいてい急なことが多いのですが…
やっぱりそうでした。これまで「ハイキング」でしたが、ここでは「登山」を味わえます。
七蔓站休憩所にて。ここにもお茶のサービスがありました。
所要時間は休憩含め3時間半ほどでした。山歩きの後は西子灣方面へ出ればいい感じの茶店で一服することができます。