桃園市桃園區と新北市鶯歌區は隣接しており、鉄道で直結しているほかもちろん道路でも結ばれています。
そのうちメインルートとなるのが市道110号線で、桃園市八德區から新北市新店區を結ぶ44キロあまりの路線の一部です。
さて、台湾の主要道路は路線番号が振られているほか住居表示としての道路名があります。今回は桃園駅付近から鶯歌駅へ向けて走行していきますが、出だしの道路名は「桃鶯路」です。桃園と鶯歌を結ぶ道なのでわかりやすいですね。
沿道は店が多く賑やか
しばらくすると市境に着き、「ようこそ新北市へ」の看板が現れました
すると道の名前は…
「鶯桃路」に。ここは鶯歌の領土なのだから「鶯」を先に持ってくるのは当然、というメンツ意識を感じます。
バス停ももちろん鶯桃路
街の雰囲気は変わらないのですが
ところがしばらくするとまた道の名前が桃鶯路に戻ってしまいました
もちろんうっかり間違えたわけではなく、再び市境を越えて桃園市に入ったのです。このあたりは境界線が少々複雑で鶯歌駅に着くまでの間途中3回市境を跨ぎます。
ここが境界
ちなみに1回目の桃園と2回目の桃園では区が違います
店もちゃんと「桃鶯店」に
それ自身は普通ですが、名前に注目してみると面白い道なのではないかと思います。