前回の記事にて新富駅を訪問していますが、その続きとなる話です。
駅を出て台北方向に15分ほど歩き、左に曲がると「富岡基地」の入口ゲートが現れます
もちろんここから先一般人は入れませんが、直前までは一般道でその道は急カーブして敷地側面の方へ続いておりそちらへ進むと何やら見えてきました
廟と何故かトトロの絵が描かれています
これの正体は台湾唯一の「自強號廟」
開放時間は5:00-19:00となっており、普通の廟と一緒
EMU100型の廃車体を利用しており、端の方は塗装も元のままでまるっきり自強號
鎮座しているのは基地の敷地内ですが、ここだけ入れるようになっています
全景はこんな感じ。立入禁止禁止エリアとの柵があるためきれいに全体を撮るのは困難
後ろを振り返ると基地内がよく見えます
早速参拝。出入口は車体を大胆に切り取って設置された小田急もびっくりの超ワイドドア。これだけで相当なインパクトです。
祀られている神様
中身は完全な廟で、なんちゃってではありません
参拝後は車体を観察。車端部の方を見ると気動車のような洞門が設置されています
その奥にはオリジナルの座席を利用した休憩スペースがありましたが、コロナで立入禁止になっていました
アテンダント呼び出しボタンも健在
種車はET115
ワイドドアの内側はこんな感じ
続いて外を観察。台車部分
自強號
本来の乗降扉も残っており
デッキへ入れました。ただし客室へのドアはロックされていて中へは進めません
台湾唯一のスタイルを持つ廟、インパクトがあるだけでなく本気を感じる施設ですので一度訪れてみる価値はあると思います。