台鐵の小駅を訪ねるシリーズ、今回は縦貫線の富岡駅です。

桃園市西部に位置し、前回取り上げた新富駅が開業するまでは最西端の駅でした。
以前はごく一部の優等列車が停車していましたが、現在は區間車のみが停車します。

EMU500區間車で到着。補修(嵩上げ?)が入っていて足元は綺麗。

駅名標。以前の西隣は湖口でそれなりの駅間がありましたが、途中に2駅開業し歩いていけそうな距離になっています。

通常のものに加えて北側には穀物会社用の側線があり、番線の

壁に書かれた交通部台灣鐵路局の文字がいいですね

跨線橋から新富方

ホームの様子。柱の古いペイントが不自然に低い位置にあることからやはり最近嵩上げが行われたようです。

南側の側線には地方駅でよくある倉庫代わりの客車と事業用車が留置されています

客車は厚化粧が剥がれて地の青色が見えていますね

改札を出ました。駅舎内は昔ながらの雰囲気をよく残しています。

出札窓口は一部石造り+ガラス窓でちょっと変わった印象

マグネット式時刻表は使用中止になっていますが運賃表は現役。近年になって開業した駅は載っていません。海線が西幹線に含まれており、メインのはずの山線が台中線となっているのが面白いです。

外に出たところ。古いスタイルの外観ですが

さらに一歩引くと現代風に。枋寮などと同様、古い建物に新しい殻をかぶせる最近の改修でよく採用されている手法です。

駅前の様子。それなりの規模があるわりに(コロナのせいもあるでしょうが)静かです。これから街歩きをしてみます。

(後編へ続く)