7月26日より突如莒光號3本(642次・611次・605次)が時刻や列車番号はそのままに復興號へと格下げされました。車両不足により所定の運用数を賄えなくなり、大量に余っている復興號車両に白羽の矢が立ったようです。
特筆べきは642次(樹林→台東)と611次(台東→花蓮)で、台東線に定期復興號が走るのは実に11年ぶりのことでした。
いつまであるかわからないのでなるべく早く乗りたいと思っておりましたが、ようやくその機会が回ってきました。
まずは642次で台北~關山間を乗車。台北駅の発車案内には確かに台東ゆき復興號の文字が。
入線。復興號は客車12両編成、莒光號は8両編成であることが多いですが、これはどちらか?結果は8両で莒光の運用を踏襲しています。
サボ
4分前に出た自強を追いかけるダイヤなのでスカスカでは?と思っていたら台北発車時点ではそこそこの乗車率。
今回使用したきっぷ(※クリックで拡大)。購入にあたっては色々こだわりました。
まず受け取りは安定の郵便局。記録を残したい場合は消えないドットインパクトプリンタ印字の郵便局券に限ります。たとえ受け取りにやたら時間がかかっても、余分に手数料がかかっても気にしてはいけません。
座席にもこだわり、最高の座席を取っています。進行左の窓側(台北~花蓮間は断然景色のよい海側)、窓枠と合っていて景色がよく見える(長時間柱席は悲しい)、さらに後ろの車端部で車内が見渡せ座席も気兼ねなく倒せます。
また莒光號には存在しない15列目で、確かに復興號車両で運行されていることもわかります。
東竹で切っているのは優等がほとんど止まらない駅でレアなところ、復興號化でさらにレアになったから。後ろはもうすぐ消滅する旧型指定席券売機で購入しています。
乗客の多くは瑞芳・福隆で降りてしまいその先は各車両数名の乗車率になりました
宜蘭縣に入り、車窓の景色がグッと良くなります
”世界の車窓から”
空いてきたところで車内観察。シートは莒光號の13列に対して15列で若干狭め。ビニール張りで簡易リクライニングとなっています(日本国鉄車のようにバッタンコはしない)。
フットレストも簡易的なバーのみ
旧型の莒光號に取り付けられているアテンダント呼出ボタンは復興號ではサービスが行われていなかったためありません
以上莒光號とはかなり違いがあることがわかります。
しかしその他の基本構造は一緒で安定の手動ドア
給湯室もあります(現在はコロナ対策で給水器撤去中)。この元係員用シートは満席時や座席指定ができないフリーきっぷで利用する際便利な存在でした。
長くなってきたので次回に分けます。