当サイトでは過去3度ほど野溪溫泉を紹介していますが(その1・その2・その3)、また一箇所紹介したいと思います。
今回取り上げるのは宜蘭縣にある梵梵溫泉です。北部橫貫公路にある秘境温泉で、「A區」「B區」の2箇所に湧き出ています。
温泉がある英士社區は原住民集落でそれらしい雰囲気があります
地元でも温泉を推しているようで駐車場完備、看板も設置されています
歩道も整備され、これは思ったより簡単に辿り着けそう
と、ここで矢印の向きが変わり歩道は終点。河原へ
人気のキャンプ地でもあるようで、点の脇を抜けてさらに先へ
しかし無情にもこのような場所で道は途切れてしまいました。看板は川の方を指しており、近くにいた人に聞くと温泉はやはり川の向こう側で突撃しないとたどり着くことはできません。更にこれより上流側で渡るのは難しいとのこと(これは後で間違いと判明)
写真ではわかりづらいかもしれませんが水量はかなり多く川幅もそれなりにあり、安全確実に渡れるとは言い難くそれなりに覚悟がいる状態。私は川に入るには少々不向きなスタイルで電子機器を持っていたこともあり一旦断念、車へ引き返し出直しました。
若干装備変更をして転倒に備えスマホもタオルビニール袋でぐるぐる巻きに。下流側の若干ましな場所を見つけて無事越えることに成功しました
温泉直前でもう一度水の中に入らなくてはならない区間があり、そこも無事越えて温泉に到着!ビニールシートが敷かれた比較的大きな浴槽?とその奥に岩に囲まれた小さなスペースがあります
大浴槽はこんな感じ。一度に入れるのは数人といったところでしょうか
源泉の湯をそのまま引き込んでいるのかと思いきや、なんとホースが敷かれ一旦川の中へ入りまた戻ってきています。直では熱くこれにより適温になるのです
そしてそのホースを辿っていくとまたびっくり、私設のバッテリーとポンプがありました。実は前の写真に背中が写っているおじさんが温泉の達人で、この人達が設置してくれているお陰で快適に入浴できるという次第
達人が帰るときにはこれらも引き揚げてしまうので楽々湯に浸かれるかはまさに運次第。いなかった場合は…頑張って掘りましょう
温泉といえばもちろんこれ
湯は適温で快適。ありがとう達人
こちらは岩風呂。混んでいたので写しませんでしたが、隣にこの3倍位の広さのものがあります
岩風呂からの眺め。対岸に渡ろうとして断念している人たちが写っていますが、賢明な判断だと思います
大浴槽に戻り、達人と他の訪問者との会話を聞いていると実はこちら側に比較的楽に来られるルートがあるとのこと。実は先程から河原に止まっている車が気になっており、きっと別ルートがあると思っていましたがやはりそうでした。Googleマップでは通れるようになっていないけれど、実際には通行できる道があるのです
帰りは丁度帰る集団がいたので彼らが渡るのを見て同じ場所を渡りました。温泉からほど近い場所でしたが帰りも無事渡りきることができました
さて最後に一言。今回記事にいたしましたが、川に入る行為は危険が伴うもので当サイトとして推奨するものではないことを申し添えておきます。もしどうしても行かれる場合は自己責任でお願いいたします