以前二度ほど訪問している茶壺山(その1その2)。実はその先にも気になっていたハイキングスポットがあるもののこれまで行ったことはなく、今回はそちらを歩いてみることにしました。

こちらが位置関係で、こちらに沿って進めていきます(クリックで拡大)

まず舗装道路の終点である茶壺山登山口(1)まで移動。この脇には以前の記事でも紹介した天然冷氣(天然クーラー)と書かれた場所があり、洞窟から吹き出す冷たい空気に当たって体を冷ましてから次へ

ほとんどの人が右へ曲がって茶壺山方面へ進む中私は直進。足元は未舗装に変わりました

開けた場所に出ると中央に丸いドーム状の山が見え、これが復興山(2)です

近づいてみると大きな岩が集まってできていて、右下の道から登れるようになっています

上ってみるとこんな感じで、もしかしたら鉱山開発で崩した山の岩を運んできたのでしょうか?

ちょっとこの写真ですと角度がイマイチですが、360度の絶景が楽しめる場所として人気があるようです

ここはおまけのようなもので、本題はこの先の黄金洞。マップで見ると普通に道が繋がっているのでそこを進んでいくことにしたのですが…(3)の場所に来ると道を間違えそうになりました。一本道かと思って進んでいたらルートから外れていることに気づき、実はマップにはない分岐があったのです。写真左の道から来てそのまままっすぐ進んでしまいましたが、よく見ると鋭角に折り返す道がありそちらがマップのルート

後で知りましたが実はここはまっすぐ進んだほうが良かったのです

最初こそはこんな感じでしたが

奥に進むにつれて草の丈がどんどん高くなり、肩くらいもしくはそれ以上になりました。無理がありそうなら引き返すことにしましたが、ギリギリ前に進める感じです。足元も見えづらいので常にマップと見比べながらルートを外れないよう慎重に進みます

時々こういう場所に出てついに抜けたか!?と思いきや少し進むとまた藪の中

こういう前の登山者がつけてくれた印を見ると間違っていないことがわかって安心しますね

周りが藪から木に変わり、ついに目的の黄金洞が姿を現しました

岩が金属を含んでいるようで独特の錆びた色をしています

早速中へ

ここは天然の洞窟ではなく廃坑で、当時のものと思われる古井戸があります

入口からのパノラマ写真

中から外を見ると大変神秘的です


さて、帰ろうとして木に取り付けられた標識を見ると茶壺山登山口は私が来た道とは違う崖の方を指しています。最初は取付角度がずれているのかなと思いましたが、よく見るとロープなどが整備されており問題なく進めそうです。もうあの藪は体験したくないので帰りはこちらを選択しました

ロープを使うくらい急な道ですが、藪に比べたら圧倒的に快適でしかも最短距離なのでサクサク進みます。途中牛伏礦體への分岐があり、近いようなので立ち寄ることに。ここも採掘場跡で、岩がゴロゴロしていました

雷に打たれて崩壊したかのような看板が少々シュール

牛伏礦體からの眺め。この時ちょっと天気が崩れてきて曇り空になっています

奥は崖で進めない様子

元の道に戻り進んでいくと森の中を抜け(3)の分岐に出ました。かかった時間も半分くらいでもし黄金洞へ行こうと思うなら断然こちらのルートが良いです。入口付近まで戻る頃には天候も回復しほっといたしました