前編はこちら
ここから2時間ほどの旅になりますが、路線自体は翌日以降も他社に引き継がれて運行されますので車窓などは割愛。いくつか印象的なご紹介します。
まずは豐田付近の停留所。パネル1枚だけ残った路線図と剥がれたポールが末期の状況を象徴しています
光復站停留所。名前の通り花蓮客運光復ターミナルであったところで、廃止され今は廃墟となっていますが1142路は今もここが起終点
終点瑞穗に到着。空き地の駐車場へ入り、ここで休憩・折り返しをするようです
社名ロゴが修正されていますが中古車というわけではなく、グループ内の貸切バスから転属してきた車両のようです
折り返しまでちょっとした撮影会
発車時刻になり、最終便の出発を見送りました
私は鉄道で花蓮駅へ先回りします。鉄道とバス路線は並走している区間が多いので途中で追い越す際に見られるかも?と思いましたが、南平駅を出てすぐの地点で見えました!
花蓮駅到着後、一旦民宿にチェックインしてからターミナルへ戻る予定でした。しかし意外に時間がなく、民宿到着時点でバス到着まで10分を切っていたので方針を切り替え宿の前にある停留所から最終区間に乗車することに。これまで最も利用してきた区間でもあります。ほどなくして先ほど見送ったバスがやってきました
どこから乗ってきたのかこの便にはバスマニアの姿があり、8割くらい座席が埋まっていました
無事終点のターミナルへ到着
もちろんここでも撮影会
やがてドアが閉まり
ゆっくりと出ていきました
花蓮客運で印象深い路線といえばやはり1141路でしょうか。太魯閣渓谷・中部橫貫公路の東半分を4時間以上かけて走破する長大路線で両方向とも乗車しました。他には台鐵電化切り替えによる運休の際に総出で代行輸送していたのも思い出深いです。
残念ながら廃業に至ってしまった理由は
・人口の流出
・自家用車保有率の上昇
・管理不足による事故の多発などで監査が低評価続き
・新規参入事業者による衝撃、運転手流出
などと言われています。
66年間おつかれさまでした