以前山岳区間の4駅を巡ってから間が空きましたが、今回は平地区間の2駅を訪問してきました。
鹿滿車站は嘉義から2つ目の駅で、どちらかというと旧名の鹿麻產が有名で鹿滿は副駅名のような扱いをされていますが、正式名称は鹿滿できっぷの印字もそのようになっています。
列車から降りたところ。この駅の利用は大変少なく、下車したのは私一人でした。
子どもたちがいますが、列車の乗客ではなく車で来た見物客。
駅舎全景(線路側)。2004年に復元されており、かなり綺麗です。
ホームはなく阿里山鉄道定番のお立ち台方式。
実はこの駅、1982年一度廃駅となっています。かつてはタバコの産地で重要な駅でしたが輸入品に取って代わられ没落し、旅客もバスに取られて存在意義を失いました。
その後駅舎は再建されるも列車は停車しない時代が長く続き、全列車が停車するようになったのは2019年のことでまだ1年少々しか経っていません。
そんな他の駅とは違う歴史から白地に赤文字の標高看板がこの駅にはありません。
キロ程は10.8km、北門~当駅は阿里山鉄道で最も駅間が広い区間になっています。
出札口も復元されていますが、実際に使われたことはないと思います。
外に出てみました。駅名は旧称になっています。
近くの壁に描かれただばこ生産の様子。
辿っていくと菸樓がありますが、開放しておらず見学はできませんでした。
駅前の様子。見事に何もありませんが、将来この土地を生かして色々作る計画はあるようです。
次の列車まで時間があるので国道へ続く道をしばらく歩いていきましたが、特に何もないので途中で引き返しました。
気になったのはこの看板くらいでしょうか。木工所の軒先に似つかわしくないSPAの看板。オーナーが一緒?
嘉義方面に戻りたい場合はこの道を最後まで歩けば国道に出てバスに乗ることができます。
駅に戻り、しばらく待っていると次の列車が来ました。